ある獣医学生の思ったこと、考えたこと。
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こんばんはー。
春雨ですー。

先日、自分が所属する団体(JAVS畜大支部)の集まりで「獣医系読書会」なるものを開催しました。

要するに「自分が読んだお勧めの獣医に関する本」を有志でも持ち寄って紹介するっていういわゆる"獣医的な読書会"イベントです。
自分がそもそも読書好きなもので、前からやりたかったイベントでようやく開催できたって感じです♪

支部のMTGでこの企画を話したところ、後輩を中心に何人かノッテくれて当日は5人ほど参加。
ひとりは単純に見学で、4人が発表だったのですが、なかなかいい感じで終わることができました。
他の参加者もいい感触だったらしく、一月冬休み明けにまたやろうかという流れに。
個人的には思惑通りのいい流れ(笑)

ちなみにみんなが紹介した本は以下の写真です。

20101130_1512800.jpg

読んだことある本もあれば、名前だけは聞いたことある本。さてあれ名前も初めて聞いた本。
みんなの紹介も面白く、読みたい本がまた増えましたー(積読本が増えていくorz)

ちなみに自分が紹介した本は左下にある「動物のお医者さんになりたい」シリーズ。
読書会の時に配布資料として使ったデータがあったので、本の紹介ということで貼り付けてみたり(転用?)
もし僕の紹介で興味沸いたら読んでみてください。いい本であることは保障しますので。

ではでは今日はこの辺でー♪


(この下から本の紹介が始まります)

【書名】「動物のお医者さんになりたい」シリーズ
     -動物のお医者さんになりたい(1996年出版)
     -続・動物のお医者さんになりたい(1998年)
     -続続・動物のお医者さんになりたい(2001年)

【著者名】石井 万寿美(いしい ますみ)
  (プロフィール)
1984年 酪農学園大学獣医学科卒業
1986年 酪農学園大学獣医学科卒業獣医学修士取得
1985年より 大阪市内の動物病院にて勤務
1992/9/19 大阪府守口市にまねき猫ホスピタル開設(現在に至る)
臨床に携わりながら、それ以外にも動物に関する著作活動や講演など多くの活動を
行っている。著書多数。
現在asahi.com(朝日新聞のニュースサイト)で「にゃるほどジャーナル」という
動物コラムも書いている。

【本の内容】
 いわゆる著者自身の半生記的なエッセイ本。
シリーズは全3冊であるが、基本的に刊行順と作品内の時系列は同じ。
  <無印(青春学園編)>
   著者の大学入学から卒業までの6年間を時系列に沿って書いた作品。主に実習や授業などいわゆる
“獣医学生の日常”について書いてある。いろんなエピソードをコミカルに書くこともあれば、動物実験な
どについて真剣に考察する場面も。
  
<続~(開業自立編)>
   卒業後のいわゆる“研修医”から著者が自分の病院「まねき猫ホスピタル」を開業するまでの日々について
描いてる作品。獣医師としての理想と現実の差に苦悩したり、自身の“結婚”について右往左往する場面も
書かれてる。
  
<続続~(愛犬の死編)>
   前半は“なぜ著者が獣医学部を目指したか”について、後半は著者が昔から家族として過ごしてきた
“愛犬ジョンの死”について書かれている。“獣医としての立場”と“飼い主としての思い”のはざまで悩
む著者の苦悩について赤裸々に書かれている。“自分の愛犬を自分の手で安楽死する”というエピソード
も。。

【入手方法】
基本的に一般の書店では入手困難。ネット(アマゾンやセブンネットショッピングなど)だと在庫がある
ようなので比較的入手しやすいかも。各定価1,575円。

【本書のポイント】
  ◎おそらく本書は“獣医学生の日常”について自伝的に書かれた作品としては初なものであろう(フィクショ
ンであればそれより前に“動物のお医者さん”はあるが)。
   “女性獣医師”が書いたというのも、変な言い方だけどある意味希少価値。
  
◎獣医学生である自分たちにとって作者の大学生活について書いてある本作はとても価値のあるものだと思
う。現在より20年以上前のものなのに、意外に共通点が多く驚くことも(逆に時代を感じる事もある
が)。

◎実験動物や開業について書かれている作者の苦悩もきっとこれから自分たちも直面するものであるだろう
し、そのようなときにこの本は一種の指導本になる・・かも?

◎意外に専門的な用語が多く書かれてたりするので、上級生にとっては復習になる?

【自分自身の感想&なんでこの本を勧めたか】
 この本を読み始めたのは高校生のころ。その時はすでに獣医学科を目指し始めていたんだけど、この本を読むことでより具体的に獣医学科入学後のイメトレ(?)ができて受験生時代のモチベーションアップにつながった気がする。
 しかしこの本の本当の凄さに気付いたのは入学後。実際に獣医学科に入学していくつかの獣医の授業や実習をこなした後(時期的には3年生くらい)にこの本を読むとびっくりした。著者と共感できる部分があまりにも多いのだ。自分自身が感じたこと、思ったことなどがすでにこの本の中に書いてある。なんとも不思議な感じだった。
もちろん実際に自分が獣医学生になってから見ると、受験生時代には思いもしなかった筆者の考えに賛同できない部分も少なからずあった。しかしそれでも受験生時代以上にこの本、そして筆者自身に親近感を覚えたというのは事実だ。
 そしてこのシリーズでは筆者の獣医学への思いや自分の夢についての希望がものすごく満ち溢れている。もちろん本と言うものであるから多少の脚色はあるだろう。しかし獣医学生という立場で見ても、モチベーションアップを上げるにはなかなか適した本だと思う。
 個人的には“無印”が一番好きだが、「自分のためになる」という意味合いでは“続続”が一番強力だと思う。特に最後の章はやばい。筆者と共感して笑えたり、逆に筆者に考えされたり、この本は“獣医”に関する非常に多くの刺激(言いかえると“思考の材料”)を僕らに与えてくれるとてもよい作品だと思う。“なんで獣医学科を目指したか”“どんな獣医になりたいか”を振り返るのには最適な一作だと思う。

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