ある獣医学生の思ったこと、考えたこと。
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どもども。
お久しぶりです。授業が本格的になってくるとなかなかブログ更新もできないですね・・

今回の記事とある読んだ本について。個人的にすごい興味深かったので、書評まではいかないですが感想など書き残してみます。

エピデミックエピデミック
(2007/12)
川端 裕人

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本のタイトルは「エピデミック」。
なんとまぁ仰々しい名前。よくニュース等で「パンデミック」という言葉は聞いたことあると思うのですが、このエピデミックとの違いはわかりますか?
(あまり参考にはしたくないのですが)ウィキの説明がわかりやすかったので、以下に記します。

エンデミック(地域流行)
地域的に狭い範囲に限定され、患者数も比較的少なく、拡大のスピードも比較的遅い状態。この段階ではまだ、いわゆる「流行」とは見なされないこともあり、風土病もエンデミックの一種に当たる。
エピデミック(流行)
感染範囲や患者数の規模が拡大(アウトブレイク)したもの。比較的広い(国内~数カ国を含む)一定の範囲で、多くの患者が発生する。
パンデミック(汎発流行)
さらに流行の規模が大きくなり、複数の国や地域に亘って(=世界的、汎発的に)、さらに多くの患者が発生するもの。

まぁ要するに「パンデミック>エピデミック」という解釈でOKです。
といっても感染症やその時の状況で言葉の使い方(というかその状況がどの言葉で表わされるか)は変わるそうなのですが。

と、ここまで書いたことでわかるかとは思いますが、この本は「感染症を扱った小説」です。
感染症を題材にした小説や映画はたくさんあります。しかしこの本はそれらとは一つ違う、感染症に関連したある学問をテーマの中心に持ってきています。
それこそが自分が今回ブログでこの本を取り上げようと思った理由です。

その学問というのは「疫学」。
多分生物学をやってる人以外ではあまり聴きなれない言葉かもしれません・・。

疫学について書こうとするとそれだけで数記事はいきそうなので、こちらを見てくださいw(丸投げ)
時間ない人は観なくてオーケーです(適当

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%96%AB%E5%AD%A6

要するに「(感染症に限らず)何かしら集団で病気が発生した場合、その原因はどーなんよー。どういう経路で広まってるんよー。ということを調べる手法」です。マジでおおざっぱに言うと。

で、この本が普通の感染症やパンデミックを扱った本と違うのはこの「疫学」を扱ってるから。
あらすじ的には「ある地域で起こった謎の感染症。発症者はどんどん増え、死者まででてくる・・。そのような状況を打破すべく、主人公たちは「疫学」を用いて「感染源=元栓」を発見をしようと奔走する、というもの」

科学的に感染ルートを見つけていく、推測して行動するストーリーは読み物としても面白いです。現代の日本でどれだけ疫学が実践的に使われてるかは不勉強のためよく知りません。
ただあまり日本では有効視というか重要な方法として見られてないと聞いたことはあります。自分も大学で授業受けたのに、あまり興味はひかれていませんでした・・(反省)
感染症に興味あるとか言ってるのに・・(猛省)

けど、この本を読んでその感覚はすっかり無くなりました。疫学、すごい。
将来実際に自分が使うかどうかはわからないけど、「疫学的な思考、視点」というのは使えそう。
ちょっとこれをきっかけに疫学についてもアンテナ広げていこうかなと思います。

ということで「エピデミック」おススメです。
感染症とかわかんなくても、単純に読み物としても面白いですよ。


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たまには読書感想を。
いつも読んだ本や感想の管理は読書メーターに書きこんで満足しちゃってるからなんかブログに書く気はそんなにしないんだよなー(と言い訳)。

キケン

今日読んだのは有川浩さんの「キケン」。
有川さんは図書館戦争シリーズや塩の街などの自衛隊三部作などでドハマりし、それからも新作はチェックしてる作家さん。
今回の本も大学の図書館にたまたま入ってたので、思わず借りて読んでしまいました。

簡単なあらすじとしては「成南電気工科大学という架空のとある大学にあるサークル機械制御研究部略して「機研」。
彼らのトンデモナイ所業や引き起こした事件により、まわりのサークルや学生から恐れられていた。これはその機研(=キケン)の黄金時代を描いた作品である。」
というもの。本書背面にあるあらすじを軽くアレンジして書きました。
表紙と内容は全然違う(多分)。騙されることなかれ。

感想としては「懐かしい」。その一言に尽きる。
言ってしまえば大学のとあるサークルのドタバタ劇を書いたものなんだけど、自分も大学でサークルに入って色々やったし、すごい主人公たちに親近感がわいた。
作者のあとがきにもあったが、これを読んだ男子(年齢不問)はみんな「俺らの学生時代はね~」と作者に自慢話を始めたらしい。作者はいつも苦笑いしてしまったらしいのだが、この男子共の気持は非常によくわかる(笑)
自分も作者にお会いする機会があれば、きっとそうしてしまう気がする。

本書はまさに青春絵巻と言っていいだろう。懐かしく、常に戻りたいと思ってしまう、大学の下級生時代。特に意味もなく立ちよってしまう部室。中身もない馬鹿話を同級生とした。今ではOBとなってしまい、同級生も大体卒業してしまった。
そんな理由でサークル時代というものが“思い出”になりつつある、今の自分にとってはある意味とても酷な本であった(笑)

ただ読後感は爽快であって、最高。これは保障する。
作家の有川さんは女性であるのだが、他の作品でも本作でも非常に男心を書くのが本当にうまい。若干女性差別のような言い方になってしまうかもしれないが(もちろんそんな意図はない)、不思議である。

「全ての男子は自分の「機研」を持っています」(作者あとがきより)
この言葉はまさに至言だ。自分にとって大学でのサークル生活、それは自分にとっての「機研」と言える。

全ての男子共、この本はいいぞ(もちろん女性にもおすすめだ。面白いぞ)。


キケン
  • 有川浩
  • 新潮社
  • 1470円
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どもども春雨です。
久しぶりの連続更新(笑)

今回は久々に書評をば。
てか小説の書評とか初めてな気が。漫画は前にやったことあるけど(ぬくぬく島ライフ「ばらかもん[20100311]」)。

今回紹介するのはこの小説。



「白い巨塔」や「華麗なる一族」等で有名な山崎豊子さんが書かれた「沈まぬ太陽」。
個人的にはかなり衝撃的な作品でした。

この本は実在する某航空会社を題材にした作品です(あえてモデルにされてる会社名等は伏せます)。
小説と言うことで誇張やフィックションの部分も多いです。なのでこの作品を全て鵜呑みすることはないし、それは危険です。
しかし、材料として多少の時代背景や事実はそのまま書かれていて、それだけでも僕には驚くことばかりでした。
この作品中では実際に起きたとある大事故(20代後半以降の方はお分かりになると思いますが)をモデルにした事件についても書かれています。非常に恥ずかしいことながら僕はこの事故についてほとんど何も知りませんでした。せいぜい「生まれる前に起きた凄い事故」くらいしか認識していませんでした。

生まれる前、ということを加味しても少し自分が悲しかったです、
この事故以外にもとんでもない組織の腐敗や労役問題等についても作中で挙げられてるんですが、これは当時の日本でも実際に騒がれていたらしいです。これも僕は全然知らず、いざ調べ始めてみると関連サイトや資料がでてくるでてくる。。

これら事実以外にもこの作品は組織運営の難しさや当時の時代背景について小説と言う媒体で様々なことを僕に教えてくれました(なんか傲慢な言い方ですが)。
夏休みに実家でふと見つけて一カ月近くかけて読み切ったんですが、これはすごい当たりな本だったと思います。
正直読むだけで相当なパワーをこの本に吸い取られた気がします、。
ただそれだけ気力を使ってでも読む価値のある本、だと断言できます。

もしこの本を未読な方がいましたらぜひ一読ください。

【追記】
今回この作中でモデルとされてる航空会社や事故について知りたい方は「沈まぬ太陽」と検索してみてください。
きっと関連ページがたくさん出てくると思います。
情報は玉石混合なものが多いと思うので、ご注意を。

では今日はこの辺で~。

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